東北のセンターライン 南三陸町

南三陸町の食

  リアス地形の南三陸町は、海の近くにありながら実り豊かな里山の町でもあり、海や山の幸を豪快に味わうことができます。
  まずは春夏秋冬でそれぞれ旬の魚介類を豪快に盛り込んだ、南三陸町が誇る地元のA級グルメ「南三陸キラキラ丼」。
  南三陸さんさん商店街をはじめ、飲食店9店舗で提供しています。春は“春つげ丼”、夏は“うに丼”、秋は“秋旨丼”、冬は“いくら丼”と   四季毎に異なる丼を楽しむことができます。
  また、入谷地区にあるひころの里には、地元の食材ばっかりを使っているので「ばっかり茶屋」と名付けられた農家レストランがあり、地産池消の日替わり田舎ご飯をワンコインで味わうことができます。
  また同じく入谷地区にある、ひとつひとつの素材にこだわった本格そばを味わえるそばカフェ風庵、そば処すがわらでは、山里の清涼な空気のなかでゆったりとしたひとときをお過ごしいただけます。

キラキラいくら丼

キラキラ秋旨丼2014

せいろ石臼手挽き

ばっかり茶屋

寿司

春つげ丼

南三陸海鮮丼イメージ

弁慶

南三陸町の体験

  南三陸町観光協会ではツアー・プログラムの予約を随時受け付けております。大好評の「語り部による学びのプログラム」、「海藻おしば講座」、「漁業を通して海から学ぶ時間」など、お客様の用途に合わせ多数ご用意しております。

  ・海藻おしば
  私たちの生活の中で大変なじみの深い海藻ですが、普段口にするワカメやノリ以外は、あまり知られていません。そんな南三陸の海藻の不思議を謎解きながら、海の生き物や地球環境について学びます。お話のあとは色とりどりの実際の海藻を素材にして、ハガキやしおりなど、自由な作品づくりをします。

  ・学びのプログラム
  南三陸ガイドサークル汐風が語り部を担当する「学びのプログラム」。防災学習の一環として、自然災害の脅威、命の大切さや家族との繋がり、絆を震災から学び、教訓になったことをお伝えします。

  ・漁業体験
  本場の漁師さんがガイドとなり、養殖場所の説明や、震災前後での漁業の変化を案内していきます。養殖いかだを見学し、収穫の様子を実地見学後、浜に戻ってバーベキューも行えます。プログラムを通して、水産資源の豊かさと養殖漁業のしくみや漁師の技を実感できます。

  ・民泊体験
  「民泊体験学習」ではこの地域の普段のありのままの生活を体験します。 家事や仕事を手伝いながら、見ず知らずの家族と寝食を共にすることで家族の温もりや異文化に触れます。 また、知らない土地で過ごすことで自分の家族を振り返る時間にもなります。震災前に約100軒あった民泊家庭の半分は津波により流出してしまいました。

  ・豆腐づくり体験
  休耕田を活用した大豆栽培、納豆やきなこ等の加工品をも手掛け、六次産業化に積極的に取り組む元気な女性の6人グループ「ビーンズくらぶ」さんが講師となり、豆腐づくり体験を行います。自家栽培の大豆(ミヤギシロメ)を用いて、一から作るお豆腐は豆の味が凝縮され何とも言えないやさしいお味です。

海藻おしば(1)

海藻おしば(2)

学びのプログラム講話風景

漁業体験(1)

漁業体験(2)

豆腐づくり体験 (1)

豆腐づくり体験 (2)

民泊 (1)

民泊 (2)

南三陸町の風景

  神割崎から見る雄大な朝日。
  田束山から望む複雑に入り組んだリアス式海岸。
  日本の原風景が色濃く残る入谷地区。
  この地に降った雨はこの町の海へと注ぎ、
  豊かな山が豊穣な海を育てます。

  ・田束山:古くから山岳信仰の霊山として人々の振興を集めて来た田束山。町内屈指のビュースポットの一つとして太平洋を一望でき、5月下旬から6月上旬には5万本のツツジが咲き誇り、全山が燃えるような朱色に染まります。山頂にある11基の経塚は、かの奥州藤原氏との深いゆかりを今日に伝える貴重な遺稿です。山頂まで車で行くことが出来、頂上付近には50台以上の駐車スペースがあります。

  ・神割崎:南三陸屈指の景勝地で、二つに割れた奇岩の間から荒波がしぶきを上げながら押し寄せる様子は迫力満点。例年2月中旬と10月下旬にはちょうど岩間から日の出を望むことができます。岩場にはニッコウキスゲやハマギクなどが多くみられ、周辺には松林の囲まれた遊歩道があり、森林浴をしながら海岸風景を楽しむこともできます。近くにはオートキャンプも可能な神割崎キャンプ場があります。

つつじ (1)

つつじ (2)

海 (1)

海 (2)

海 (3)

海 (4)

海 (5)

神割崎 (1)

神割崎 (2)

夕方

南三陸町の歴史文化

  ・  入谷打囃子:毎年9月中旬、入谷八幡神社の例祭に「入谷打囃子」が奉納されます。神輿渡御は文化年間に始まったと言われており、定められた御旅所で打囃子が奉納され、色鮮やかな衣装をまとった子どもたちが獅子とともに勇壮に舞います。平成11年には県の無形民俗文化財に指定されました。
  ・  ささよ:ささよは、毎年1月15日小正月に行われる南三陸町歌津寄木地区に伝わる伝統行事です。寄木浜の海上安全と大漁を祈願して寄木地区の男の子たちがそれぞれの家の大漁旗を先頭に、家々をまわり唄い込みをします。「ささよ」という呼び名はその囃子ことばに由来します。
  ・  モアイ:1960年5月24日に当町を襲ったチリ地震津波。この津波の記憶を未来に伝えようと1990年国鳥コンドルの碑がチリから贈られ、1991年には志津川町(現南三陸町)がふるさと創生事業の一環としてチリに依頼して創ったモアイが志津川地区の松原公園へ設置されました。2011年、東日本大震災で公園は被災。流失したモアイ像の頭部は発見され、志津川高校の敷地内に移設されました。その後、イースター島の石を使い掘られたモアイ像がチリより贈られ、2013年5月より南三陸さんさん商店街の隣から南三陸町の復興と繁栄を見守り続けています。
  ・  ひころの里:南三陸町入谷地区は、仙台藩養蚕発祥の地として絹の生産で栄えました。その繁栄をしのぶことができるのが、旧入谷村の村長も務めた須藤家の邸宅「ひころの里」です。「ひころ」とは「ひかり」の意味。座敷からは遠く保呂羽山を借景に、四季折々の美しい眺めを楽しむことが出来ます。

きりこ

ささよ

ひころの里

モアイ

打ち囃 (1)

打ち囃 (2)

大漁旗 (1)

大漁旗 (2)